時刻表と遊ぶ

最近では鉄道マニアのことを称して「鉄ちゃん」などと呼んだりしますが、一口に鉄ちゃんと言ってもその範囲は非常に幅広いというのは皆さんもご承知の通りです。車両にこだわる方、あるいは写真を撮られる方、ひたすら「乗り潰し」に励む方。

私といえば「飯田線の雑文」の回、「地球に優しいバス」の回で若干触れさせていただきましたように「似非(えせ)鉄ちゃん」だったりするわけなんですが、その興味の対象は、そうですねぇ、乗り潰しが3に時刻表が7といったところでしょうか。

時刻表。そうです、あの数字がいっぱい詰まった分厚い月刊誌です。小型のものも出版されていますが、やっぱり大きいのがいいですね。それもJTB版がいいです。基本的に同じ構成のはずなんですが、なぜかJTB版が一番見やすく感じます。これはやはり、小学生の頃から馴染んできたせいでしょうか。当時は「交通公社の時刻表」でしたね。

その時刻表の楽しみ方ですが、世の中には凄い方もいらっしゃるもので、なんと「1冊の時刻表に載っている数字の数を数えた」という話を聞いたことがあります。もちろん「1ページあたりの平均×ページ数」などという軟弱な手法は使わずに。それが果たして「楽しみ」なのかどうかは疑問の残るところでありますが、賞賛に値することだけは確かでしょう。心からの拍手をお送りしたいと思います。普通の楽しみ方は、机上旅行とでも言いますか、「○○時△△分に◇◇駅に着いて、乗り換え時間が12分あって・・・」と、プランを練ることですね。(少なくとも私の場合は)ただそれだけ。貧乏人なものですから。それでも年に1度くらいは、「青春18きっぷ」片手に乗り潰しに出かけますけどね。

「しかしねぇ、実際に出かけもせずに本当に楽しいの?」
「まぁ万人におすすめできる趣味とは私自身思ってないけどね。パズル好きな人なら結構楽しめると思うよ」
「そうなの?」
「うん。時刻・時間だけでなく、運賃も調べられるのが時刻表でしょ。例えばね、TECH-LAND本社のある福島県の福島から宮城県の古川まで、名物『ずんだ餅』を買いに新幹線で出かけると思いねぇ」
「『ずんだラーメン』がいいな」
「そういうときは両方買うのがTECH流。ま、とにかく普通に切符を買うと運賃が2210円、自由席特急料金が2520円の4730円となる。ところが福島−仙台と、仙台−古川と分けて切符を買ったとする。すると仙台までの運賃が1280円、自由席特急料金が1790円。そして仙台−古川間が同じく740円と840円となる。さぁどうだ!」
「『どうだ!』って、ちょっと待ってよ。えーと(電卓を叩く)、あれ? 4650円?」
「ふっふっふ。安くなったでしょ。こういう区間って結構あるから、お友達のみんなもさがしてみようね」
「誰に向かって喋ってんだよ。しかしねぇ、確かに安くはなったけど、たったの80円じゃねぇ」
「そこはそれ、チリツモなどと申しまして、この積み重ねが大事なの。それにほらほら、新幹線を使わずに在来線を使ったとすると190円も違うのぉ」
「・・・やっぱり趣味の世界だな」

※数字は2002年6月現在のものです
※02.07.14追記 突っ込まれる前に書いておきますが、単に安くするということならば、各種の割り引き切符が用意されていますのでそれらを利用すべきでしょう。ここでは、あくまでも「時刻表と遊ぶ」ことが目的なんです。

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